研究室旅行in伊勢・伊賀2日目!
研究室旅行2日目。
まず行ったのは夏見廃寺跡。
3日目に行く斎宮とも関わりの深い寺であったそうです。
展示資料館があったのでしばらく館内を見学。
瓦や塼仏などの遺物も展示されていてなかなか興味深かったです。
館内展示を見た後は、近くにある夏見廃寺跡を見学することに。
夏見廃寺の建物の構造や配置などに関して学芸員さんに解説していただき、理解を深めました。
個人的には柱配置から金堂が法隆寺の玉虫厨子の宮殿のような建物であったと考えられているという点が興味深かったです。
続いて行ったのは城之越遺跡。
貼石や立石を伴った大溝を中心とした古墳時代の祭祀遺跡です。
近くで大型掘立柱建物も検出されており、当時の首長層と関連性のある遺跡と考えられています。
2年生2人はTGYM先生にこの遺跡について何やら聞いているようです。
とても熱心ですね。
続いては天白遺跡。
縄文時代の集落遺跡で、多種多様な縄文土器が検出されている点が特徴です。
現地は史跡整備されていて当時のマツリの跡と思われる配石遺構が再現されていました。
配石遺構は大小さまざまで、当時のマツリの様相がうかがえます。
次は松阪市埋蔵文化財センター。
このあとに行く宝塚古墳群で検出された埴輪などが展示されています。
展示室に入ると日本最大級の船形埴輪を始めとした貴重な埴輪の数々が!
必然的に古墳時代の面々はテンションUP!
特にSUNのテンションは終始上がりっぱなしでした。
本日最後に行ったのは宝塚1号墳。
豊富な埴輪や独特の造出しを持つ伊勢最大の前方後円墳です!
松阪市埋蔵文化財センターの学芸員さんが分かりやすく説明しながら案内してくれました。
まずは造出しから。
この造出しは造出しと古墳本体を土橋で結ぶ非常に珍しいもの。
ちなみに並べられている埴輪はボランティアの方が作ったものだそうです。
そしていよいよ宝塚1号墳の墳頂へ。
墳頂からの眺めは、周囲が一望できる絶景。
当時の首長はどのような思いでこの眺めを見たのでしょうか。
本日の見学はこれにて終了。
今夜の宿で一息つきました。
そして夕食では…お待ちかねの松阪牛が!
あまりの美味さに黙々と箸が進み、みんなぺロりと平らげてしまいました。
今回の旅行の目的の1つである松阪牛を堪能でき、大満足の夕飯でした。
明日はいよいよ最終日。
伊勢神宮と斎宮…楽しみです。
byいまっち
by tomidaikouko | 2011-07-17 22:07 | 研究室の日々