カテゴリ:考古学雑記( 141 )

卒業旅行in九州!よっかめ

九州旅行最終日です!ここまでブログ書くの長かった…107.png
最終日は「九州国立博物館」とその隣にある「太宰府天満宮」へと行ってきました!
実はこの場所、3日目で行った伊万里市と合わせて、以前紹介した「遺跡発掘師は笑わない」シリーズの6・7作目で登場する場所でもあります115.png
言いたいことは分かりますね…?
読んでみてください112.png

九州国立博物館はこちら!
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山の中にあってもひときわ存在感を放っています。富嶽三十六景の神奈川沖浪裏の富士山かのような存在感です。
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近景です。全面ガラス張りでオシャレな感じです。
ですが、学芸員系の講義を受けた身としては館内の温湿度管理が大変そう…といった感想が出てきました140.png
結露しないのかな…?

博物館の中に入り、展示室へ行く前に「あじっぱ」で遊んでいきました!
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あじっぱは、アジアを中心に世界各国の文化を子ども向けに分かりやすく紹介した施設です。
九博の展示室は入館料がかかりますが、あじっぱは無料ゾーンです!
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あじっぱでは、小学校2年生の国語で学ぶ『スーホの白い馬』で出てくる馬頭琴を触ったり
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アイヌのボードゲームで遊んだり
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中国の独楽を回したりなどなど…たくさん体験コーナーが設けられています。
大人でも楽しい104.png

また、小さい子の目線で考えられた展示には学芸員さんの遊び心が隠されていました。
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あじっぱ内のある場所の下に、這いつくばらないと観られない映像コーナーがありました!
大人なら見落としそう…?

あじっぱを満喫した後、いよいよ九博展示室へ!
ただし撮影はNGだったので写真はありません…。

私たちが来館したとき、特別展「王羲之と日本の書」が開催されていました。
ぶっちゃけますと、私は古文書の面白さがいまいち分からない人間なので、どの博物館の古文書コーナーに行ってもさらーっと見て終わっていました117.png
ですが、この特別展では違いました。

古文書の見どころを解説パネルだけでなく、古文書の拡大写真を添えて古文書が展示されていました。
つまり見どころが示されていて、古文書のどこに注目すればいいのかが分かりやすい!

さらに、文字の太さを凹凸で表現して触れるようにした解説パネルがありました。書の展示で触れる展示がありました。
九博すごい。

特別展だけでも結構な広さでしたが、常設展へ行くともっと広くて驚きの連続でした!
てつはうの展示が一番印象に残っています177.png
1日滞在できそう…!

展示を見るのに時間が掛かり過ぎると天満宮へ参拝する時間が無くなってしまうので、そこそこ切り上げて「太宰府天満宮」へ。
富山県民には馴染みが深い天神様に会いに行きました110.png
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梅の名所なだけあって天満宮のあちこちに満開の梅の木があり、いいにおいで包まれていました。
ああ…春だ…174.png
飛梅伝説が残るくらい梅が好きだった道真公の気持ち、とてもよく分かる。
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きれいな梅の花たちを見ながら、脳内では椎名林檎さんの「カプチーノ」が流れっぱなしでした。
3月1日時点でもう既に九州には春が来ていた…。
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そういえば富山って梅の名所が少ない気がするのですが、理由ってあるのでしょうか…?
そんなことを太宰府天満宮名物の梅ヶ枝餅を食べながら考えていました179.png

てなわけで、これで九州旅行の全日程が終了しました!
ブログに載せきれていない事があるくらい、いっぱい遊んできました102.png
九州は最高。
帰りの福岡空港までの道のりでは、にろさんチョイスのプリキュアメドレーを流しながら空港へ行きました171.png171.png
九州にハートキャッチされちゃいましたな。
また行きたいですね!


あっ、あと最後に宣伝させてください!
菅原道真といえば、在原業平や紀長谷雄と一緒に事件を解決する漫画があるんですよ…。
応天の門』っていう漫画なんですけど、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞しているくらい面白い漫画があるんですよ~102.png
絵がきれいな点と平安時代考察コラムがとっても面白いです!ぜひご一読を!!

Byせん

追記:
5日目の福井旅行は気が向いたら書きまーす。

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by tomidaikouko | 2018-03-18 03:45 | 考古学雑記 | Comments(0)

卒業旅行in九州!みっかめ1/2

いよいよ旅行も折り返しとなりました。
3日目は、知らない人はいないほどの知名度を誇る「吉野ケ里遺跡」
知る人ぞ知る「東名遺跡」
幕末維新期を学べる「佐賀城本丸歴史館」
へと行って来ました。
東名遺跡は2016年に国史跡となっていたそうですが、私は知りませんでした…。

まずは吉野ケ里遺跡公園から。
ここからもっと盛り上がっていくぞ~!と思っていたら、当日は生憎の小雨176.png
試されている…。
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吉野ケ里遺跡、大きいとは聞いていましたが…。
うーーーん、広い!端が見えない!!
ヤフードーム6個分あると解説されていました。
この例えにいまいちピンと来ませんでしたが、ヤフードームも吉野ケ里遺跡もビックサイズだということが分かりました。

こんな広範囲をどう巡ろうか~と考えていたら、入口スタッフの方に「北内郭目指してください」と教えていただきました。
心の中でドラ○エみたいだな…と思いながら出発です!

歩いていくと、環濠集落には欠かせない逆茂木や一般の人々が住んでいたとされる「南のムラ」がありました。
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どんどん歩いていくと「南内郭」へ到着。
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???「ようこそ南内郭へ!」

ここでは、村人っぽいボランティアさんにお出迎えされました102.png
物見やぐらが建っていたのでやぐらに登って南内郭を見渡します。
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一緒に登った村人(ボランティア)さんから色々な話を聞くことができました。
吉野ケ里遺跡って前は大根畑だったそうです。はつみみ~!
いつも感じるのですが、観光地のボランティアさんって話が面白くて博識なんですよね。憧れます112.png

説明が終わると、
村人「ここ(南内郭)巡ったら、次は北内郭へ向かってくださいね」

やっぱりド○クエみたいだな…。
北内郭にはどんなイベントが待ち構えているのか…オラわくわくすっぞ~!

北内郭にカチコミに行く前に、南内郭の隣にある「倉と市」で ぶき と ぼうぐ を探しに行きました。
倉と市ゾーンは掘立柱建物や高床建物の内部が展示室になっており、中に入れるようになっていたおかげで目的の品を見つけることができました(笑)
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ついでに仲間を増やそうと、太鼓が近くにあったので叩いてみました。
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太鼓の音につられてやって来た
STU と にろ が なかまに なりたそうに こちらをみている▼

仕方ないな~仲間に入れるか~。…仕方なくだからね!

仲間が増えた一行は環濠の中をかいくぐったり、
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休憩するために、道の途中にあった竪穴建物に入ると、自販機があって驚かされたり、

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数々の試練(?)を切り抜けて北内郭へとたどり着きました。
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うわ~~~~ひろーーーーい151.png
いくつか巨大な建物が建っていましたが、目についた一番大きな建物に入ります。
カチコミじゃ~~~!
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と意気込んで入ったら…まつりごとが執り行われていました。
厳かな雰囲気を前にして、戦意喪失した一同はとりあえず挨拶しておこうと
代表してにろさんに頭を下げてもらいました(笑)
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すみません、笑ってたら手ブレが激しい写真になりました。

挨拶を済ませて外へ出ると、ここでも村人っぽいボランティアさんと遭遇。
まつりごとのキーパーソンである巫女の住居をガイドしてもらいました。

巫女の住居はあちこちに工夫が凝らされていて、
話を聞いていると「なるほど~」と思わず唸りたくなりました。
また、話を最後まで聞いていたら、いつの間にか巫女に仕立て上げられていました。
仲間だと思っていた3人に裏切られ、悪ノリした結果、俗世にまみれた巫女が爆誕しましたとさ…。
北内郭…恐ろしい所だぜ…。

ボランティアさんのお話は現地で聞いたほうが楽しいと思うので
巫女の住居が気になる方、巫女になった気分を味わいたい方はぜひ、現地でお話を聞いてみてください102.png

北内郭の凄さや神聖さを感じ取れた一行は、「北墳丘墓へ向かいなさい」とのクエストを頂いたので、再出発しました。
北墳丘墓は、発掘された状態のままの遺構保存展示になっていました。
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甕棺墓がいっぱいです!
ここでは、墳丘墓の築造方法や甕棺墓、遺構展示に使用された技術などについて解説されていました。
関係ないですが、この場所で個人的に気に入ったのは土色帖みたいなデザインの壁です113.png
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Byせん


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by tomidaikouko | 2018-03-17 22:07 | 考古学雑記 | Comments(0)

卒業旅行in九州!ふつかめ2/2

佐賀では、やきもので有名な伊万里市の「大川内山」へと行ってきました。
秘窯の里と名付けられるのに相応しいくらい景色が秘境感たっぷりです。
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忍者居そう(頭悪そうな感想)
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欄干の上に壺を付けちゃうなんて…さすがやきものの里はやることが違うぜ!!
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鍋島藩が献上品を焼かせていた復元登り窯を見たり
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伝統産業会館でやきものの製作工程を学んだりしてきました。
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この作品、すごくないですか…?全部やきもので出来ているそうです151.png

大川内山には窯元がたくさん集まっているので、景色を楽しむ他にもアトリエや工房にある作品を見て回って楽しむことができます。
作品を見ているうちに、だんだん欲しくなってきたので(笑) 集落を1周した後、がーもちゃんともう一度気になった工房へと出向きました。
集落内は急な坂道が多く、膝が悲鳴を上げたらしい男性陣2人は山の麓で休憩していました(笑)
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素敵な作品がたくさんあって迷いましたが、気に入ったごはん茶碗を購入しました165.png
毎日の食事が楽しくなりそうです。

この日の行きたい場所はすべて回ったので、次は宿がある佐賀駅周辺で夕飯探しです。
土地勘がない場所を彷徨う4人…。ふと、にろさんがぽつり、
にろ「駅周辺の賑わい、富山と同じ規模じゃん…」
たしかに。

佐賀駅周辺は飲食店街というよりオフィス街でした…。
みんなで考え込むこと数分、すると高身長のSTUさんが「あっちに居酒屋ある」と言って歩き始めました。
私たちには何も見えないのですが…。
と、ついて行ったら、海鮮系を提供してくれそうな居酒屋が見えてきました!
手前にあるコインパーキングに隠れて見えなかっただけでした117.png
良く見えたね…。身長分けてほしい。

やっとのことで夕飯です。
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夕飯では、佐賀の特産品であるイカを食してきました!
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躍動感ある足と透明感あふれる刺身のお造りです。めっちゃおいしかったです!
でもヤツの本気はこんなもんじゃなかった。
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さっきまで動いていた足を天ぷらにしてもらえたのですが、これがめっっっっっっっっっちゃおいしい。
イカの天ぷらってスーパーのお惣菜かオードブルに入っているものしか食べたこと無かったのですが、
佐賀で食べたイカの柔らかさは段違いでした。歯が疲れない。まさに低反発。
今まで食べていた高反発なイカフライは何だったのか…?
全人類は佐賀に来たら絶対イカを食べるべきだと思います115.png
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佐賀銘酒の飲み比べもしてきました!辛口ベースがおいしかったそうです(がーも・STU談)。

Byせん

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by tomidaikouko | 2018-03-17 18:24 | 考古学雑記 | Comments(0)

卒業旅行in九州!いちにちめ

お久しぶりです!長らくブログupしておらずすみませんでした!
某TKM先輩から指導入っちゃいました109.png

今年は雪がひどくて大変でしたね…。
やっと富山も春らしい気温になってきました。
・・・ということは、もうそろそろ卒業が近づいているということなんですよね~。
大学生活終わらないで…ずっと大学生でいたい…103.png

と言ってもいられないので、学生最後の思い出作りに九州+福井に行ってきました!
日数は延びに延びて2月26~3月1日の4泊5日!ほぼ一週間です(笑)
まずは1日目から振り返りたいと思います。

1日目は飛行機で福岡空港まで飛び、レンタカーで長崎まで向かいました。
向かう途中の車内では、旅行が楽しみで寝られなかった人と前日の夜までスキーをしていた人が沈んでいました(笑)
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なんやかんやで長崎到着です。山の斜面に民家が密集して建つ風景が珍しくて、「おお長崎来た~~~!」と実感できました。
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すごくないですか?斜面ってこんなに建物建てられるんだ…。

最初の訪問地は「長崎歴史文化博物館」です。
ここでは南蛮貿易や出島、唐人屋敷などなど…長崎の海外交流について学べる展示がありました。
体験コーナーが充実していて、遊びながら巡ってきました!
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モールス信号を送るSTUさん
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竜馬とツーショットきめるSTUさん

他にも長崎奉行所やそこに務めるお奉行様の展示などあってたくさん書きたいことがありますが、割愛しまーす!
気になる方はぜひ長崎歴史文化博物館へ!楽しめること間違いなしです172.png

次は出島へと行ってきました。
出島付近の駐車場に車を止めると、急にナビが、
「運転お疲れ様でした。この付近では車上荒らしが多発しています。ご注意ください。」
ええ…こわ……。

一抹の不安を抱えながら出島(正式には出島和蘭商館跡)に入島です。
出島は一時は埋め立てられて内陸となっていましたが、約50年の歳月をかけて復元がなされているそうです。
意外と広く、敷地内いっぱいに復元された建物が立ち並んでいてびっくりしました。
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カメラに収まりきらないほどのミニチュア出島です。
これで1/15スケールだそうなので、出島がいかに広かったのか伝わると思います。
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建物の一つひとつが、出島や貿易についての展示室になっていました。
そして展示室すべての展示ケースがエアタイトケースであることにもびっくりしました(笑)
力の入れようが伝わってきます。
個人的には、出島の西洋陶器の展示が面白かったです。
青と白を基調とした陶器がずらりと並んでいて、どの陶器も高級そうだったんですが、
プリントウェアという銅板転写技術によって陶器が安価に製作され、広く流通していたそうです。
勉強になりますね!
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熱烈に歓迎されてきちゃいました174.png

出島の中をすべて回りきった頃には夕暮れとなっていました。
もうそろそろ宿に向かおうという流れになり、駐車場へと戻ってきました。
するとなんと!!!!!!恐れていた事態が!!!!!!





















何もおきませんでした(笑)
車と荷物の無事を確認した後、宿に向かいチェックインしてから、夕飯を食べに長崎新地中華街へと行きました。
そうです!ランタンフェスティバルに行ってきました!!
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街全体がランタンだらけで、ここが日本だと忘れてしまうくらいインパクト大な景色でした。
ちなみに中華街では長崎ちゃんぽんと皿うどん、角煮まんじゅう、胡麻団子、カステラを食してきました!
どれもおいしい…!
特にカステラがめちゃくちゃおいしくて旅行中にカステラ通算5本買いました110.png
最高です。

By せん

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by tomidaikouko | 2018-03-14 20:06 | 考古学雑記 | Comments(0)

考古学研究室 2017/12/18

こんにちは、ウィーラーです。
先日20歳を迎えましたが、実感があまりわいてきません...

昨日は年に1度の考古学研究室大掃除でした。
荷物を全部出して研究室を綺麗にしました!

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                               研究室の掃除をする僕と先輩たち

最後にワックスをかけて、乾いたのちに荷物を戻して終了しました。
終わるころには僕の腕はぱんぱんでした。
みんな研究室への感謝を込めて掃除をすることができたと思います
今年の学校も今週で終わりなので最後まで気を引き締めてがんばっていきます!!!

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by tomidaikouko | 2017-12-18 12:39 | 考古学雑記 | Comments(0)

2年生歓迎会

再びがーもです。

2年生の実習中の3年生はというと・・・

夜の新歓のご飯作りをやっていました!

みんなで何を作っていたかというと
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ギョーザに、
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炊き込みご飯に、
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これはクラッカーにつけて食べるソース(ですね。)
それからポテトサラダです003.gif

おいしそうですね!


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2年生7人が新たに加わった考古学研究室
人がたくさんいて、とてもにぎやかな会になりました。

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みんなで質問をしながら自己紹介。
考古ならではの質問も飛び交いました(笑)
お互い名前を覚えられました(よね?)


3,4年生も2年生とたくさんしゃべって、親睦を深められたのではないでしょうか。

これからよろしくお願いします001.gif

byがーも
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by tomidaikouko | 2016-04-26 16:11 | 考古学雑記 | Comments(0)

自主勉強会5

今回はせんちゃんが発表してくれました。

今回のテーマは「北陸の古墳時代」です。
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発表しているせんちゃん

内容は、1月23日に開催された第3回富山・石川の考古学合同例会で行われた、富山県氷見市の柳田布尾山古墳と石川県能美市の能美古墳群の調査報告と研究成果についてです。

柳田布尾山古墳は古墳時代前期の古墳で、日本海側最大の前方後円墳として平成13年には史跡指定されています。
この古墳の発掘をきっかけに、氷見地域では多くの古墳が発掘されるようになりました。


これまでの発掘調査から、富山県の古墳の特徴として、古墳時代中期以降前方後円墳が減少し、大型円墳が盛行、再び前方後円墳が出現することが分かってきました。
また、富山県の中でもこれまで古墳の存在が知られていなかった地域では、埋没古墳の発見が報告されてきているそうです。


石川県の能美古墳群は、寺井山古墳群、和田山古墳群、末寺山古墳群、秋常山古墳群、西山古墳群の総称です。

一つの地域で古墳の基本形がそろっていることから、この地域での古墳の変化が時代をおって研究できる貴重な遺跡です

しかし、62基のうち18基が消滅しており、古墳の調査・保存の面からも注目されている古墳です。また、歴史学習のための利用や、観光資源としての利用など、その取り組みが今後の課題となっているそうです。

和田山古墳群の5号墳の調査では、武器・農具を含む夥しい数の鉄製品が出土しており、1,2号墳からは北陸では唯一の六鈴鏡と鈴付銅釧が出土しています。


発表の後はみんなからいろんな質問があり、充実した発表会でした017.gif


自主勉強会は春休み中しばらくお休みの予定です。
春休みの間に講演会や博物館に足を運んで、勉強会に活かしていきたいですね001.gif
byがーも
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by tomidaikouko | 2016-02-05 16:12 | 考古学雑記 | Comments(0)

自主勉強会4

今日は4回目の自主勉強会が行われました。
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発表者はニロ君とSMZ君です。
ニロ君は『円と考古学』というテーマで古代人のに対する考え方についての発表でした。
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古代の人々が造った建造物や墓、また土器の文様などにみられる円の表現。
太陽の運行との関係が指摘されるストーンヘンジや古墳時代の墓を例に挙げながら、円の表現から古代人の生死観についての考察が語られました。

日本の古墳にもみられる渦巻文や同心円が、世界中の遺跡や遺物にも描かれているというのは、とても不思議な感じがしました。

これらが同時多発的に各地で生まれたのか、またはどこかから伝わってきた考え方なのか?
円というシンプルな図形にこめられた、古代人の思いは大きかったようです。



次はSMZ君
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『日本考古学史』というテーマで、西洋の考古学が日本に伝わる前の江戸時代に行われた、考古学的調査や研究についての発表でした。

日本で初めて学術的な発掘調査を行ったのは徳川光圀(!)だそうです。
また田村三省は『会津石譜』の中で石器の相対年代について言及していたとのこと。(もちろん西洋の考古学につては知りません)
しかし、明治時代に本格的に西洋の考古学の考え方が広まると、これらので独自の展開を見せた考古学は廃れてしまいました。

日本でもこのように考古学という学問が芽生えていたということは興味深いです!
中国や韓国といった周辺諸国と日本考古学の関係についても考えてみたいと思いました。


次回は再来週の水曜日に行う予定です。
更新をお楽しみに!


最後に重要なおしらせです
富山大学考古学研究室OBの関根章義さん
第5回「角田文衞古代学奨励賞」受賞されました。
おめでとうございます。


byがーも
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by tomidaikouko | 2016-01-20 17:56 | 考古学雑記 | Comments(0)

自主勉強会#3

更新が遅れてしまいました。すみません008.gif
昨日のことですが、第3回自主勉強会がありました。

今回はがーもちゃん担当で、「縄文時代の漆」の発表です。
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漆器が英語で「japan」と言われるように日本を代表する漆は、縄文時代まで起源をさかのぼることができるそうです。
漆が採れる「ウルシノキ」ですが、縄文人は木材、食料、接着剤、蝋といった様々な用途に使用しました。
漆の採取方法として縄文人は「養生掻き」という数年間に渡り採取する方法を用いていたそうです。
採取したままの漆を「生漆」といい、それを容器に擦り付けるように撹拌したものを「ナヤシ」ナヤシの過程で加熱したものが「クロメ」といいます。縄文時代に特徴的なのは「焼き付け」といった、漆を塗布した後に加熱し、より強度を上げた技法が用いられていることです。

漆製品が出土したことで有名な遺跡に、福井県「鳥浜貝塚」、北海道「垣ノ島B遺跡」が挙げられます。前者は日本最古(草創期)の「ウルシノキ」が、後者は日本最古(早期)の「漆製品」が出土したそうです。

漆にはまだまだ謎があり、日本に自生しない「ウルシノキ」がどこからもたらされたのか、なぜ日本海側の遺跡に集中して漆製品が出土するのか、はっきりとした答えは出ていないそうです。

「うるわし」が語源の漆は、その名の通り瑞々しい艶やかさを持っていますよね016.gif
しかも漆製品は使えば使うほど色合いに深みが出てきます。
昔の人々も漆の耐久性ばかりでなく、その色合いも楽しんだのでしょうか…?

この漆の話は数回に分けて発表するそうです。
がーもちゃんの発表、要チェックですね!楽しみ~058.gif

Byせん
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by tomidaikouko | 2016-01-14 21:27 | 考古学雑記 | Comments(0)

自主勉強会#2


        あけましておめでとうございます!

今年も考古学研究室ブログをよろしくおねがいします。


さて、今日は本年初の自主勉強会を行いました。
順調に2回目の開催です。

今回の発表者はせんちゃんです!
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今回のテーマは「日本神話と考古学」
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日本神話の原点についての発表でした。

例えば、日本神話のなかで武器(鉄器)に霊的な力が宿るという話には、弥生時代に外国から鉄器が伝えられたという事実が反映されているのではないか・・・など、神話に隠れている歴史的事実から、その原点を弥生時代に見いだせるのではないかという発表でした。

私はあまり日本神話を知らなかったのでとても勉強になりました!


発表の後はみんなで質問したり、他の時代についても考える機会となりました。
来週も(私の資料ができていれば・・・)開催する予定です(^^)

更新をお楽しみに!

追記
補足します。
縄文時代で「神」とは身近にいるものに宿る存在でしたが、
弥生時代では、農耕と結びつき「まれびと神」のような遠い場所から海を渡ってやって来る存在であるという意識の変化が見られました。
そのため、神様と同じく遠方からもたらされた金属器や貝製品は、当時の人々からみると神秘的な力を感じ、
時代が下って神話がつくられると、神様としてそれらが登場するのではないか。という発表をさせてもらいました。神話たのしいです(^O^)
参考文献は有精堂出版の『日本神話と考古学』講座日本の神話12です。byせん


byがーも
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by tomidaikouko | 2016-01-06 16:12 | 考古学雑記 | Comments(0)